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例文と発音記号と音声で学ぶ英会話初心者が間違いやすい英語の音7選

スピーキング&リスニング

英語の発音を学ぶためにネット検索すると英単語に発音記号を付けて解説するサイトが数多く現れる。

しかし、英会話初心者にとってはこの発音記号そのものの音がよくわからないのが難点。

いくらカタカナをふってあっても正確な英語の発音とはほど遠い。

また、中には音声の付いたサイトもあるがこれで発音記号がわかるようになるまでにはかなりの努力が要る。

全部の発音記号がわかるようになったとしても、各英単語の正しい発音は実際の会話ではあまり役に立たない。

なぜなら、実際の英会話では多くの英単語がリエゾンやリダクションによってそのまま発音されることがないため。

では、どうしたらいいか?

この記事では日本人が特に間違いやすい英語の発音に絞って例文を上げ、その英文とともに発音記号を含めて 独学で練習できるようにした。

この練習で間違いやすい英単語の発音の違いを明確にするとともに、実際の英文中ではどんな風に聴こえるかがわかるようになる。

 

want / won’t

wantの発音記号は【 wɑnt(アメリカ英語:米式)】と【wɔnt(イギリス英語):英式】がある。それぞれを3回音声にする。

 

ただし、口語英語では want to で wanna【wɑnə(米式) wɔnə(英式)】となる。

そこで次に、英文中で米式と英式の発音の違いを学ぶ。

I want to do whatever it takes to get the truth out.

「真実を明らかにするためのすべてのことを行いたい。」

 *whatever it takes to do ~「~をするためのすべてのこと」

【米式】

【英式】

 

won’t の発音記号は【wəunt】

ポイントは o は単独で【オゥ】となる点。よく覚えておこう。

そこで例文。

 

You won’t be able to catch the train unless you leave right now.「今すぐに行かないと列車に間に合わないよ。」

 

want won’t の発音は微妙な違いだが、want の場合は a と n の間に時間はないが、won’tの場合は【u】の音が入る分多少の時間がある。

 

walk / work

walkworkの発音記号はそれぞれ【wɔ:k】【wɚːk】

音声を3回入れる。【ウォー】のほうは明るい音だが【ワァー】は暗い音。その違いをキャッチできればOK。

 

I walkto work.「私は歩いて仕事に行く。」

 

ear / year

earɪə】と year【jɪə】の発音の違いがわからない人が多い。それぞれを3回少し大げさに発音してみる。yearのほうは多少破裂音ぎみに聴こえるかと思う。

year の発音はアルファベットの u や you の発音【ju】とも同じなので音声を載せておく。

 

She stepped forward and whispered something in my ear.

「彼女は歩み寄り私の耳元でいいことを囁いた。」

 

The company doesn’t expect a great profit in the first year of the marketing project.「会社はそのマーケティングプロジェクトの初年度は大きな利益を見込んでいません。」

 

 

fast / first

fast【fæst(米式)】と【fɑːst(英式)】の違いをまず3回ずつ音声にする。

この【æ】と【ɑː】の違いはアメリカ英語とイギリス英語でよくあることなのでいくつかの例を上げておく。

can’t  past   laugh  ask  stamp  bath  class  chance  banana  

【米式】

【英式】

 

My watch seems to be five minutes fast.「俺の時計五分進んでるみたい。」

米式英式の順で3回音声にする。

 

firstは米式では【fəːrst】のように r音が入るが英式では【fəːst】のように r音は入らない。それぞれ入れ替えて3回ずつ音声にする。

 

Charles Lindbergh was the first to fly solo non-landing across the Atlantic.「チャールズ・リンドバーグは大西洋を単独無着陸横断飛行した最初の人物だ。」

【米式】

【英式】

 

sink / think

s音【s】と th音【θ または ð】は明確な違いがあるので正確に聞き分けられる必要があると同時に正確に発音される必要がある。

s音は日本語のサ行の子音と同じだが th音は舌先を上の前歯に軽く接触させて発音される。

I sink「私は沈む」 と I think「私は思う」を3回ずつ交互に音声にする。

 

さらに、s音とth音を明確に区別するためにいくつかの単語を載せる。

sanksæŋk】「sinkの過去形」 /   thank【θæŋk】「感謝する」

 

sicksɪk】「病気の」/ thick【θɪk】「厚い」

 

sin【sɪn】「罪」/  thin【θɪn】「薄い」

 

pass【pæs or pɑːs】「通る」 /  path【pæθ or pɑːθ】「小路」

 

massmæs】「集団」/  math【mæθ】「数学」

 

mouse【maus】「ねずみ」/  mouthmauθ】「口」

 

一つの問題はこの s音と th音が続く場合。これは訓練を積まなくてはならない。

私が英会話初心者のころ行った有効な練習方法が下のフレーズを何度も繰り返すこと。

 

The sixth street「6番通り」  

 

 

これをモノにすると下のような英文も難なく言えるようになる。

 

She thinks that this example of speech represents the kind of language commonly used by chairmen’s reports that manage to say almost nothing at all.「彼女はこのスピーチの例は何とかほぼ何も言わないでおこうとする会社の議長報告で広く使われるような言葉遣いだと思っている。」

 

 

very / bury

v音と b音の違いは上の前歯を下唇に当てて発音するか当てずに発音するかの違いだが、慣れておかないと瞬時に出て来ない。

very【veri】「非常に、とても」とbury【beri】「埋葬する、葬る、埋める」を交互に3回ずつ音声にする。

 

We buried our pet parakeet in the woods on the very day it died.

「私たちはペットのインコが死んだその日に森に埋めました。」

 

発音記号【beri】にはもう一つ名詞の berryがある。「 核のない果肉の柔らかな食用小果実」のことだが、strawberry, blackberry, raspberry といった言葉のほうが馴染まれている。

 

Strawberries of this season are very sweet.

「この季節のイチゴはとても甘い。」

 

上の前歯を下唇に当てて破裂音を出しながら発音する v音と唇を閉じて発音する b音をはっきりと聞き取るには何度も自分で練習するに限る。つまり、

  独 学 !

 

read / lead

read【ri:d】lead【li:d】はどちらも日本語のラ行で発音されやすいが、実はr音も l音も日本語にはない。

r音は口の中で舌を浮かせた状態で発音する。l音は舌を上の前歯の裏面に軽く当てて発音する。

とはいえ、こういった解説をいくら読んでも巧くならないのでread「~を読む」とlead「~を導く」を交互に3回ずつ音声にする。

readのほうは口の動かし方の影響で軽く「ウ」音を伴なうことがよくある点に注意。

readlead は過去形になるとそれぞれ read, ledとなるが、音声ではこうなる。

 

英会話初心者にとっては一見似てるようで実はまったく異なるlの音だが、間違いやすい例をアルファベット順にいくつか列記しそれぞれに音声を入れる。

berry【beri:】「小さな果実」   /  belly【beli:】「お腹」

 

breed【bri:d】「飼育する」 /  bleed【bli:d】「出血する」

 

correct【kərekt】「正しい」 /  collect【kəlekt】「集める」 

 

fry【frai】「揚げる」 /  fly【flai】「飛ぶ」

 

free【fri:】「自由な」 /  flee【fli:】「逃げる」

 

pray【prei】「祈る」 /  play【plei】「遊ぶ」

 

race【reis】「人種」 /  lace【leis】「装飾のレース」

 

rain【rein】「雨」 /  lane【lein】「路地」

 

red【red】「赤い」 /  lead【led】「鉛」

 

rice【rais】「米」 /  lice【lais】「シラミ」

 

right【rait】「正しい」 /  light【lait】「軽い」

 

river【rivər】「川」 / liver【livər】「肝臓」  

 

road【roud】「道路」 /  load【loud】「負荷」

 

rock【rok】「岩」 /  lock【lok】「施錠する」

 

royal【rɔiəl】「王家の」 /  loyal【lɔiəl】「忠実な」

 

同じ英単語の中に r 音と l 音が入る場合は発音が難しくなる。例を示す。

relation    relevant    replacement    recollect   reflect   relax   reliable   release

 

では、文中に r音と l音が入った例文を載せる。

 

I have now realized what relation Larraine is to Larry.

「ロレインがラリーとどんな関係か今わかった。」

What relation are you to ~「あなたは~とどんな関係ですか?」

 

 

You may require more relevant information in case you need.

「ご必要の際はさらに関連情報をお求めになることが可能です。」

* relevant「関連のある」

 

I’ve got a head like a riddle these days.

「ちかごろ記憶力が悪いような気がしてさ。」

* riddle  「粗めのふるい」

 

まとめ

1)音声がない発音記号の解説は意味がない。

2)英単語を発音記号と音声で学ぶだけでは膨大な時間と努力がいる。つまり、効率が悪い。

3)発音記号と音声で各英単語の発音を学んでも実際の英会話ではそのまま発音されない。

4)実際の英会話では音のリエゾンやリダクションで英単語の発音は音声変化する。

5)実際の英会話で発音されるとおりに英単語の発音を覚えることが重要。

6)英会話初心者は間違いやすいので

何度も独学で繰り返し練習することが重要。

合せて読みたい記事:ネイティブの発音と抑揚に慣れて英会話の独学を身に付ける

 

本ブログについて

本ブログではそれぞれの記事で繰り返し練習ができるように各英文に音声を付けているがそもそもブログという媒体の性質上英会話の教材ほどの体系的な内容を網羅できない。

従って、体系的に英文法を学ぶにはそれに適した教材で勉強する必要があるが、本ブログはその意味で主となる教材の副教材として活用すると大きな効果が期待できる。

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