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英単語の置き換えで英語脳を作るプロセスがわかる音声付き例文

英会話の勉強法

なぜ英会話が巧くならないか?

大きな答えの一つはネイティブが自然に頭の中でやっている英単語を置き換える能力(英語脳)が出来ていないため。

ただし、日本語で発想する日本人が英会話をモノにするにはまずは英会話に必要不可欠な基本的な英文(100文程度)に慣れておくことが最重要。これはこの下の記事でご紹介している。

酒井式 Simple English を購入する前に【知るべき5つのポイント!】

その習得の上で、あるいは同時並行でも構わないが、ネイティブが英語を使う際に機能している英語脳と言われる脳内メカニズム(英単語の置き換え)に慣れることが重要だ。

いつまで頑張り続けてもあなたがこの英語脳メカニズムをモノにしないと英会話は巧くならない。

逆に、この英語脳メカニズムをモノにしていくと英会話はとんとん拍子に巧くなる。つまり、英語を聴いてそのまま理解し英語で発想して英語を話す能力が身に付く。

以下に解説する。

学校英語の英単語置き換えの問題点

あなたは学校で英語を習った。しかし、その癖で英語を学んでも英会話の習得は不可能。

例えば、学校では以下のように習う。

【例1】「彼はどんな人ですか?」→ What kind of person is he?

間違いとは言えないが、この英文の問いに答えるのはかなり重い。かなり詳細な答えをする必要がある。

実際の会話では軽い気持ちで「彼ってどんな人?」ということが多いと思うが、これをネイティブの英語では What’s he like? と表現する。もちろん、What is he like? の短縮形である。

当然「彼女ってどんな人?」は What’s she like? となる。

What’s she like?

「彼女ってどんな人?」

What’s he like?

「彼ってどんな人?」

【例2】「何をすべきか悩んでます。」と言いたい時、学校英語の癖が付いていると「悩む」を和英辞典で探してくる。すると、「悩む」は worry とあるので I am worrying about what to do. と英訳する。

この英文も間違いではないが worry という単語を使うと少し重い悩みとなる。

実際には、気楽に「何をすべきか悩んでるんだよ。」というニュアンスは I don’t know what to do. となる。

同じように、「どれにするか悩んでるの。」と言う場合は I don’t know what to choose. と言えばいい。

I don’t know what to do.

「何をすべきか悩んでるんだよ。」

I don’t know what to choose.

「どれにするか悩んでるの。」

つまり、英語のネイティブが実際に使っている表現をシチュエーションに応じて知り使えるようにならなければ英会話の習得は難しい

そこで、日本人が間違いやすい和文英訳の例と実際に使われている英語表現を比較する形で、ネイティブが使う本物の英語のセンスを示す。

形容詞の置き換えで作る英語脳

「彼ってどんな人?」は What’s he like? だと述べた。

では、「彼って酔うとどんな人?」を英語にする場合、学校英語の発想では What’s he like when(or if) he gets drunk? となる。

この英文も間違いではないが、ネイティブはこう言わない。ネイティブは簡単に What’s he like drunk? と言う。

What’s he like drunk?

「彼って酔うとどうなるの?」

drunk を angry に置き換えると…

What’s he like angry?

「やつ怒るとどうなるんだい?」

これがわかれば以下の英単語の置き換えで様々な表現が一気に理解でき、またネイティブが使う表現をモノにできる。

What’s he like hungry?

「お腹がすくと彼どんな感じ?」

What’s he like not hungry?

「お腹がすいてないときの彼ってどんな感じ?

What’s she like sober?

「彼女しらふの時はどんな感じ?」

What’s she like not sober?

「彼女しらふでない時はどんな感じ?」

 

I saw him drunk downtown yesterday night.

「昨日の晩奴が町中で酔っぱらってるのを見たぜ。」

I’ve never seen him not drunk.

「彼が酔っぱらってないのを見たことがないわ。」

このようにネイティブが実際によく使う英文に形容詞を置き換えたり否定形の形にすることで様々な表現が可能となる。これを英語のネイティブは自然にやっているわけだ。これが英語脳

さらに、「あいつは生まれた時から金持ちなのさ。」は…..?

He was born rich.

「あいつは生まれた時から金持ちなのさ。」

もちろん、「生まれた時は貧乏だった」は

I was born poor.

「あたし貧乏な家庭に生まれたの。」

となる。

「安全運転をしなさい」は Drive safe. と言う。

Drive safe.

「安全運転でね。」

であれば、「飲酒運転をするな!」が Don’t drive drunk. となることがわかる。

Don’t drive drunk.

「飲酒運転しないでね。」

「彼は貧乏なまま亡くなった」は He died poor. となるし「太ったまま死んだ」は He died fat. となる。

My father died poor.

「うちの親父は貧乏なまま亡くなったんだよ。」

Elvis Presley died fat.

「エルビスプレスリーは太ったまま死んだわ。」

上の例文を定型(型として)理解できると動詞+形容詞のパターンで様々な表現が可能となることが理解できる。

そこでこの理解をより確かなものとするために次の例文を紹介する。

動詞+形容詞の置き換えで作る英語脳

上の例文を理解できたら、「息子は腹を減らして帰ってきた。」が My son came home hungry. となることはわかると思う。

My son came home hungry.

「息子が腹を減らして帰ってきたんだよ。」

では、「目が覚めたら良くなってた。」は…..?

I woke up better.

「目が覚めたら良くなってたの。」

この better を他の英単語に置き換えると様々な表現が一気に体得できる。

I woke up worse.

「起きたら悪化してたんだよ。」

I woke up cold last night.

「昨日は寒くて目が覚めちゃた。」

You are going to wake up famous tomorrow morning.

「明日の朝目が覚めたら有名になってるさ。」

形容詞→現在分詞や過去分詞への置き換えで作る英語脳

また、動詞を置き換えたり形容詞を形容詞と同じ働きをする現在分詞や過去分詞に置き換えると同じパターン認識で表現の幅が広がる。

形容詞→現在分詞への置き換え

She left his office crying.

「彼女は泣きながら彼のオフィスを後にした。」

He came into our office yelling at me.

「彼は私に怒鳴りながらうちの事務所に入ってきたの。」

I stood on demanding my cut.

「俺は分け前を要求して立ち続けたさ。」

形容詞→過去分詞への置き換え

What are you going to do left behind in the crowd?

「人込みに取り残されたらどうするつもり?」

I’m gonna shout for help left behind in the crowd.

「人込みに取り残されたら助けを求めて叫ぶよ。」

We must keep the patient’s information closed.

「我々は患者情報を非公開のままにしなければならない。」

以上の英文を例に、ネイティブが使う英語表現を基礎として英単語を置き換えることで英語脳を作るプロセスを示した。

まとめ

・学校英語の和文英訳の癖から離れる。

・英語のネイティブが実際のシチュエーションで使っている英語表現を知る。

参考記事:英作文直訳の癖を改め英語脳(英語の神経回路)で意訳をするコツの身に付け方

・その英語表現から英単語の置き換えや付け足しで派生する表現に慣れる。

参考記事:英単語の置き換えでスラスラ英語が話せるようになる英語脳の作り方

・これが英会話力(英語脳)を鍛える最速の手順。

*英会話の初心者にとってはまずは基本的な英文(100文程度)に慣れ親しむことが最優先事項。下の「本ブログについて」を読むことをお勧めする。

本ブログについて

本ブログではそれぞれの記事で繰り返し練習ができるように各英文に音声を付けているが、そもそもブログという媒体の性質上英会話の教材ほどの体系的な内容を網羅できない。

従って、自然と体系的に英文法をインプットできる教材で勉強する必要があるが、本ブログはその意味で主となる教材の副教材として活用すると大きな効果が期待できる。

*英会話初心者が基礎英文法を効率よくモノにするのに一押しの教材はこれ!

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酒井 Simple EnglishMagic81

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