​学校英語では絶対わからない|過去分詞は「完成した映像」を見るだけ|英語脳構築講座シリーズ③

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過去分詞を「完成した映像」として理解する英語脳構築講座シリーズ③のアイキャッチ画像。

前回の「英語脳構築講座シリーズ②」では、現在分詞(〜ing)を「動いている映像」として理解する考え方を紹介しました。

では、その映像の動きが終わったらどうなるのでしょうか。

学校英語では、過去分詞を
「〜された」
「受け身」
「受動態」
という文法用語で説明します。もちろん文法としては正しいです。

しかし、ネイティブスピーカーは会話中に、「これは受け身だから……」などとは考えていません。

彼らが頭の中で見ているのは、動き終わったあとの「完成した映像」なのです。

今回は、この「完成した映像」という視点から、過去分詞を英語脳で理解する方法を紹介していきましょう。

この記事でわかること
  • 過去分詞を「受け身」ではなく「完成した映像」として理解する方法
  • 現在分詞(〜ing)との決定的な違い
  • ネイティブが左から右へ映像を完成させるリアルな感覚
  • 知識を「無意識に口から出る反射神経」に変えるためのステップ

① 学校英語では過去分詞は暗記項目になる

学校では、以下のような単語を一つひとつ「〜された」と暗記させられます。

  • broken(壊された)
  • written(書かれた)
  • stolen(盗まれた)
  • created(作られた)
  • painted(描かれた)

その結果、英文に触れた瞬間に「これは受け身だから……」「文法は……」と頭の中で翻訳が始まり、英語を聞くスピードに追いつけなくなってしまいます。しかし、ネイティブの頭の中はもっとシンプルです。

② 過去分詞が付いた瞬間に「完成した映像」になる

まずは、この短いカタマリを頭に思い浮かべてみてください。

a broken window

この瞬間に脳内に見えているのは、「すでに壊れてしまった窓」の一コマです。ここには「壊れている最中」というザワザワした動きは存在しません。

すべてが終わり、カシャッと決まった「完成した状態(写真)」だけが頭の中に映っているはずです。これこそが過去分詞の正体です。

③ 情報を加えると完成した映像が広がる

次に、カメラの焦点を左から右へ動かしながら、情報を追加してみましょう。

① a broken window(壊れた窓)

② a broken window left open overnight(一晩中開けっ放しにされた、壊れた窓)

さらに、これを動詞の後ろにくっつけます。

The police found a broken window left open overnight.

ここで使われている found は、モノとしての窓を発見したというより、「そういう状態(事態)をハッと目撃した」というカメラワークです。

「夜の静かな家」「割れた窓」「朝になって現場でそれを発見した警察」という一連の完成した情景が、左から右へ、翻訳なしの一枚の映像として出来上がります。過去分詞は、動き終わったあとの世界を見せるカメラなのです。

④ be動詞が入ってもカメラワークは変わらない

では、学校で習う典型的な「受動態の公式文」はどうでしょうか。

The window was broken.

学校英語では「主語 + be動詞 + 過去分詞」と教えますが、英語脳のカメラワークは変わりません。

まず頭に映るのは「その窓(The window)」。そこへ was が入ることで、「あ、その完成した状態(壊れた状態)は【過去(あの時)】のことなんだな」と、映像に時間の情報が付け足されるだけです。

現在分詞の記事で紹介した「is が入ってもカメラワークは変わらない(リアルタイムの時間になるだけ)」という感覚と、全く同じメカニズムです。

⑤ 現在分詞と過去分詞は何が違うのか

  現在分詞(~ing) 過去分詞
脳内のイメージ 動いている映像(動画) 完成した映像(写真)
状態 アクションが進行中 すべてが完了したあと
例文 running(走っている) broken(壊れた状態)

違いは、「動き(プロセス)を見ているか」、それとも「結果(完成した状態)を見ているか」。たったそれだけなのです。

⑥ ネイティブは「完成した映像」を見ながら英語を理解している

ネイティブスピーカーは、以下の流れを途中で一切翻訳することなく、左から右へ一枚の映像として完成させています。

名詞 ➔ 過去分詞 ➔ 場所 ➔ 補足情報

頭の中に「完成した映像」をポンと置くだけだからこそ、処理スピードが圧倒的に速く、反射的に言葉が理解できるのです。

まとめ

過去分詞は、「〜された」という無機質な暗記項目ではありません。頭の中で「完成した映像」を瞬時に作るための装置です。

前回紹介した現在分詞は、映像を動かすカメラでした。今回の過去分詞は、動き終わったあとの「完成した映像」を見せるカメラです。この違いを理解するだけで、英語は暗記する文法ではなく鮮やかな映像として見えてくるようになります。

ただし、理解しただけでは英語脳は完成しません。

英語脳を本当に自分のものにするには、音声に合わせて何度も頭の中の映像を再生する「反復練習」によって、体に染み込ませる必要があります。

そこで今回、この「完成した映像を見る感覚」をあなたの反射神経に落とし込むための、音声付き実践教材(note)を作成しました。

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英語を英語のまま直感的に理解し、身につけた「型」に単語を代入するだけで自在に英文を作れるようになりたい方は、ぜひ挑戦してみてほしい。

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