現在分詞(動詞+ing)は形容詞と同じ働きをする。つまり、名詞を修飾する(意味付けする)。
この使い方を実際の例文で理解し英文をそのまま理解する力(=英語脳)を鍛える。
「現在分詞+名詞」は「形容詞+名詞」と同じ形
「黒い犬」は a black dog だが、black の代わりに running (現在分詞)が入ると「走っている犬」という意味になる。
つまり、この場合現在分詞は形容詞と同じように感覚すればいい。
「走っている犬」 → a running dog
同様に、
「歌っている少女」 → a singing girl
「圧倒的なパワー」 → an overwhelming power
しかし、英会話初心者はここから先のアドリブで躓く。それは「名詞+現在分詞」の形を使い慣れていないから。
次の例文でピンと来ればあとは慣れればいいだけ。
「名詞」+「現在分詞」で英語脳を拡張する
例1)向うの通りを走っている黒い犬
a black dog running in the street over there
例2)公園でカーペンターズを巧く歌っている少女
a little girl singing Carpenters well at the park
例3)他のOECD加盟国を圧倒する日本の技術力
Japan’s technological power overwhelming other OECD members
3例目は難しく感じるが構造的には同じ。このことにピンと来ればあとは語彙力や経験の勝負となる。まずはピンと来ることが大切。
「何をどこでどうしている何」をセットで理解する英語脳
上の三例文はすべて「~~~走っている黒い犬」「~~~歌っている少女」「~~~圧倒する日本の技術力」のように名詞で終わる。
つまり、三例文とも名詞を説明している(修飾している)に過ぎない。同型の名詞句(全体で名詞に繋がる単語の集まり)を載せる。
a little boy cheering for his favorite player in the ballpark
(野球場で好きな選手を応援している少年)
a sexy woman shooting a suggestive glance at me
(俺に思わせぶりな眼差しを送るセクシーな女)
a breaking news outlining the overall process of the accident
(事故の全体的なプロセスを略述するニュース速報)
参考記事:形容詞+名詞+前置詞の英語脳を作るために必須のセンスとは
まとめ
1)a running dog → a black dog running
a black dog running in the street over there
2)a singing girl → a little girl singing
a little girl singing Carpenters well in the park
3)an overwhelming power → Japan’s technological power overwhelming
Japan’s technological power overwhelming other OECD members
日本語脳に戻らずに英語のまま意味を理解できていれば英語脳は拡張している。
a little boy cheering for his favorite player in the ballpark
a sexy woman shooting a suggestive glance at me
a breaking news outlining the overall process of the accident
【注意点】
ローマは一日にして成らず。以上の例文を繰り返し音読することが重要。音読しながら意味を理解する訓練で必ず英語脳が形づくられる。
*英文法の身に付け方を理解したい人はこちらを参考:
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