英語で明日の予定を話せないのはなぜ?|未来の場面から英語を引き出す方法

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「明日は何をする予定ですか?」

英会話で、こんな質問をされたらどうだろう。

“What are you going to do tomorrow?”

質問の意味は分かる。明日の予定も頭の中にはある。

「朝7時に起きて、朝食を食べて、駅に向かい、電車に乗る」

これくらいのことなら、日本語では何の苦労もなく説明できるはずだ。

ところが、英語で答えようとすると、急に言葉が出てこなくなる。

「朝7時に起きる」は英語で何と言うのか。

「朝食を食べる」は?

「駅に向かう」は?

頭の中で日本語を一つずつ英語に置き換えているうちに、会話が止まってしまう。

なぜ、こんなことが起こるのだろうか。

私は、ここにも英会話学習で見落とされがちな問題があると考えている。

それは、未来の予定を日本語で組み立ててから英語に翻訳しようとしていることだ。

明日の予定を話すとき、頭の中では、まだ起きていない出来事を思い描くことができる。

ならば、その場面を日本語の文章に変換する前に、英語と直接結びつけていけばいい。

朝起きる場面を思い描く。

朝食を食べる場面を思い描く。

駅へ向かう場面を思い描く。

そして、それぞれの場面に英語を結びつけ、順番に口に出していく。

この練習を繰り返すことで、未来の予定を英語で伝えるための回路を鍛えていくのだ。

この記事では、なぜ未来の予定を英語で話そうとすると言葉が出てこないのか、その原因を整理しながら、頭の中の映像から英語を引き出す方法を紹介する。

さらに、過去の出来事を英語のまま再現する練習との違いにも触れ、英語を一文単位ではなく、時間の流れに沿って扱うための考え方を解説していく。

大切なのは、新しい英単語やフレーズを増やすことだけではない。

まずは、すでに知っている英語を、場面や意味と結びつけ、必要なときに反射的に使えるようにする。

そのための「英語脳の土台づくり」を最優先にすることだ。

この記事でわかること

  • ❁ 英語で明日の予定を話そうとすると、言葉が出てこない理由
  • ❁ 日本語から英語に翻訳する習慣が会話を止める仕組み
  • ❁ 未来の場面を思い描き、英語を引き出す方法
  • ❁ will・be going to などの文法知識を、実際の場面と結びつける考え方
  • ❁ 過去の出来事と未来の予定を英語のまま話すトレーニング

英語で明日の予定を話そうとすると、なぜ言葉が出てこないのか?

英会話の練習で、こんな質問をされたことはないだろうか。

“What are you going to do tomorrow?”

意味は分かる。

ところが、答えようとすると、なかなか英語が出てこない。

例えば、明日は朝7時に起きる予定だとする。

日本語なら、「明日は7時に起きて、朝食を食べて、8時ごろの電車に乗る」と簡単に言える。

ところが英語になると、

「7時に起きる」は “get up at seven” だったか。

「朝食を食べる」は “have breakfast” か。

「電車に乗る」は “take the train” だったか。

そんなふうに、一つ一つの表現を頭の中から探し始める。

ようやく一文を作っても、次の行動を説明しようとすると、また考え込んでしまう。

これでは、頭の中に予定があっても、英語で順序立てて伝えることは難しい。

もちろん、単語や文法の知識が不足している場合もある。しかし、知っている表現まで出てこないのなら、知識を増やすことだけが解決策ではない。

知っている英語を、必要な場面で素早く取り出す練習が必要なのだ。

日本語で予定を組み立ててから英語にすると、会話が止まる

私たちは普段、日本語で物事を考え、日本語で予定を説明することに慣れている。

そのため、英語を話すときにも、無意識のうちに次のような手順を踏んでしまうことがある。

日本語で考える

↓

日本語の文章を作る

↓

英語に翻訳する

↓

英文を組み立てて話す

一文だけなら、時間をかければ何とかなるかもしれない。

しかし、会話では次々と情報を伝えなければならない。

明日の予定を聞かれたら、朝の行動だけでなく、昼の予定や夕方以降の行動についても話すことがある。

そのたびに日本語から英語へ変換していたら、話す内容が増えるほど負担も大きくなる。

ここで考えてほしい。

私たちは、目の前で起きていることや、これから行う予定を、必ずしも文章にしてから理解しているわけではない。

朝起きる場面を思い浮かべることもできるし、駅へ向かう自分の姿を思い描くこともできる。

ならば、その映像や場面を出発点にして、英語を引き出す練習をしてみてはどうだろうか。

未来の予定は、頭の中で映像にする

ここで、簡単なトレーニングをしてみよう。

明日の朝、自分が何をするのかを思い浮かべてほしい。

例えば、次のような場面だ。

場面1:朝7時に起きる

目覚まし時計が鳴る。ベッドから起き上がる。

この場面に、次の英文を結びつける。

“I’ll get up around seven.”

場面2:朝食を食べる

キッチンで朝食を用意し、食べている。

“I’ll grab some breakfast.”

場面3:駅へ向かう

家を出て、駅へ歩いていく。

“I’ll head to the station.”

場面4:電車に乗る

駅のホームで電車を待ち、乗車する。

“I’ll catch the train around eight.”

このように、未来の場面を一つずつ思い描き、そこに英語を結びつけていく。

ここで重要なのは、日本語の文章を完成させてから英語に翻訳することではない。

頭の中にある場面を出発点にして、知っている英語を引き出すことだ。

最初は英文を確認しながらで構わない。

音声を聞き、声に出し、場面を思い浮かべながら何度も繰り返す❗️

やがて、朝起きる場面を思い描いたときに “I’ll get up around seven.” が自然に出てくる。駅へ向かう場面では “I’ll head to the station.” が出てくる。

そんな反応を目指して練習するのだ。

もちろん、一度練習しただけで自動的に話せるようになるわけではない。何度も反復し、少しずつ反応を速くしていく必要がある。

文法を覚えるだけではなく、場面と結びつける

それぞれの文法を理解することは大切だ。

しかし、文法の説明を覚えただけで、会話の中で自然に使えるようになるとは限らない。

例えば、すでに買い物に行くつもりでいるなら、

“I’m going to go shopping.”

と言える。

一方、天気予報を聞いて予定を変更し、その場で「じゃあ、家にいよう」と決めたなら、

“Then I’ll stay home instead.”

という表現が自然に使える。

ただし、will は、その場で決めたことだけに使うわけではない。未来の予測や見通しなどにも使われる。

大切なのは、一つの文法ルールだけを暗記して、すべての場面に当てはめようとしないことだ。

どんな状況なのか。

何を伝えようとしているのか。

その場面では、どの表現が自然なのか。

状況を思い描きながら英文を聞き、実際に声に出して練習する❗️

文法の知識を、実際に英語を使うための反応へとつなげていくのだ。

過去は再生する、未来は描く|英語で時間の流れを伝える方法

ここで、もう一つ考えてみたい。

昨日の出来事を話すときと、明日の予定を話すときでは、頭の中で扱う時間が違う。

昨日の出来事なら、すでに起きたことを思い出す。

朝起きた。

朝食を食べた。

駅へ向かった。

電車に乗った。

つまり、過去の場面を順番に再生していく。

一方、明日の予定なら、まだ起きていないことを思い描く。

明日の朝は何時に起きるのか。

その後、何をするのか。

どこへ向かい、誰と会うのか。

こちらは、未来の場面を頭の中で描きながら、行動の順序を組み立てていく。

どちらにも共通しているのは、一つの英文だけを覚えるのではなく、複数の場面を時間の流れに沿ってつなぎ、それぞれの場面から英語を引き出すということだ。

私は、これを「点から線へ」と考えている。

一つの英文を言えるようになるのが「点」なら、複数の英文を順序立ててつなぎ、出来事や予定をまとまりとして伝えられるようになるのが「線」だ。

英語脳を鍛えるためには、一文を練習する段階から、少しずつ扱える英語の範囲を広げていく必要がある。

「英語の流れ」を身につけるには、会話そのものを練習する

ここまで、未来の予定を場面と結びつけて英語にする方法を紹介してきた。

しかし、実際の英会話では、自分の予定を一方的に説明するだけで終わるとは限らない。

相手から質問される。

それに答える。

さらに質問される。

答えた内容について、また会話が展開していく。

つまり、実際の会話では、英語を一文ずつ作る力に加えて、相手の発言を受け取り、次の発話へつなげる力も必要になる。

この点については、先日公開した以下の記事で詳しく解説している。

👉  一文なら英語で話せるのに、会話になると続かないのはなぜ?|「英語の流れ」を身につける方法

この記事では、一文を作る練習と、ある程度まとまりのあるABAB会話を英語の流れとして追う練習の違いを説明している。

未来の予定を英語で伝える練習と、会話の流れについていく練習。この両方を意識することで、一文を言える段階から、まとまりのある英語を扱う段階へと進んでいける。

未来の予定を英語のまま話すトレーニングを作った

ここまで読んで、「未来の場面を思い描き、そこから英語を引き出す」という考え方は理解できたかもしれない。

しかし、考え方を理解することと、実際にできるようになることは別だ。

頭の中で場面を思い描き、英文を聞き、声に出し、何度も反復する。そうした実践を通して、少しずつ英語の反応を鍛えていく必要がある。

そこで私が作ったのが、英語脳構築講座の第9弾②だ。

👉 【実践編・第9弾②】「自分の予定・未来の行動」を思い描いたまま話す|英語のまま順序立てて伝える10トレーニング(音声教材付き)

この教材では、明日の朝の予定から、午後の行動、友人との約束、予定の変更、そして一日の流れまで、未来の場面を扱ったABAB会話を使って練習する。

音声を聞き、場面をイメージし、英語を声に出して繰り返す。

目指すのは、未来形の文法を覚えることだけではない。

自分の予定や未来の行動を思い描いたとき、そこに結びついた英語が少しずつ自然に出てくる状態だ。

一度読んで納得して終わるのではなく、実際に口を動かし、反応を鍛えるためのトレーニングである。

ここで参考までに、【実践編・第9弾②】の無料エリアに掲載されているユニット1の画像をお見せしておく。

英語脳構築講座シリーズ第9弾②ユニット1のスクリーンショット

このように、各ユニットでは場面をイメージしやすい画像と音声を使い、英文を目で確認するだけでなく、耳で聞き、声に出して反復できるようにしている。

自分の都合に合わせて繰り返し練習し、場面と英語が結びつくまで反応を鍛えていくための教材だ。

また、過去の出来事を英語のまま再現する第9弾①と合わせて取り組めば、過去と未来という異なる時間の流れを、英語で順序立てて伝える練習にもなる。

 

📚 英語脳構築講座の全体像と、ほかの実践教材はこちら

👉  英語脳構築講座とは?|50年の英語学習から作った「知識」を「反射」に変える実践教材

まとめ|未来を思い描き、英語を引き出す

英語で明日の予定を話せないからといって、必ずしも英単語や文法の知識が足りないとは限らない。

知っている英語を、日本語から翻訳せずに取り出す練習が不足している可能性もある。

未来の予定を話すときには、頭の中で場面を思い描き、その場面と英語を結びつけていく。

そして、音声を聞き、声に出し、何度も反復する。

その積み重ねによって、一文を作るだけの段階から、複数の行動を英語の流れとして伝える段階へと進んでいく。

過去の出来事は再生する。

未来の予定は描く。

どちらの場合も、目指すのは、日本語の文章を一つずつ英語に翻訳することではない。

場面・意味・英語を結びつけ、必要なときに英語が口から出てくる状態を目指すことだ。

英会話は「知識」ではなく「反射」。

理解しただけでは話せるようにはならない。実際にやってみる。失敗する。修正する。何度も繰り返す。

その地道な反復こそが、英語脳を育てる土台になるのだ。

まずは第9弾②のユニット1を試してみてほしい。

 👉️【実践編・第9弾②】「自分の予定・未来の行動」を思い描いたまま話す|英語のまま順序立てて伝える10トレーニング(音声教材付き)

運営者ヤヌスの心からのメッセージ

英語は「知識」ではなく「反射」です。
理解しただけでは話せるようにはなりません。
本当のゴールは“瞬時に口から出る状態”です。

👉 英語脳を反射神経に変える方法はこちら

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