仮定法の文法は知っている。英文を見れば意味も分かる。
それなのに、実際の英会話では、仮定した場面について自分の考えを英語で伝えられない。
こんな経験はないだろうか?
例えば、こんな質問をされたとする。
What would you do if you won a million dollars?
(もし100万ドル当たったら、あなたならどうする?)
意味は分かる。仮定法の文法も知っている。
しかし、いざ自分の答えを英語で話そうとすると、言葉が出てこない。
これでは、仮定法を知識として知っていても、英会話で使えるとは言えない。
必要なのは、文法の知識を増やすことではない。
想像した場面から英語を引き出し、自分の考えを伝え、相手の反応を受けて会話を続ける力だ。
私は、この力を身につけるための実践教材を、英語脳構築講座シリーズの第10弾①として作成した。
今回のトレーニングでは、仮定した場面を思い描き、そこから英文を組み立てるだけでなく、相手とのやり取りを通して会話を広げていく。
文法を理解するだけで終わらせず、実際の英会話で使えるようにする。
そのための実践トレーニングを紹介しよう。
この記事でわかること
- 仮定法を知っていても英会話ですぐに使えない本当の理由
- 「一文を答えて終わり」の英語から脱却する必要性
- 想像した場面から自分の考えを英語で引き出す方法
- 相手の反応を受け止め、会話を広げていくためのトレーニングの流れ
- 知識を「反射」に変えて実際に声を出す実践教材の活用法
1. 仮定法を知っているのに、なぜ英会話では使えないのか
学校で習った仮定法のルールを覚えている人は多い。if + 過去形、主節には would + 原形 という形を見れば、「もし〜なら、…だろう」と頭の中で訳すこともできるだろう。
しかし、実際の英会話の現場では、ルールを知っていることと、口から言葉が出ることは全く別問題である。
「もし君がその立場ならどうする?」と突然振られたとき、頭の中で文法を組み立て直しているうちに、会話のテンポには置いていかれてしまう。
仮定法が使えないのは、あなたの記憶力や知識が足りないからではない。頭の中にある知識を、リアルタイムの会話で使える「反射」の状態に変えていないからだ。
2. 「一文を答えて終わり」の英会話からの脱却
英会話で自分の意見を言うとき、多くの人は「一つの質問に対して、一文で答えて終わり」になりがちだ。
例えば、「もしあなたがジェーンの立場ならどう思う?」と聞かれて、「彼と別れるかもしれない」と一言答えて会話が途切れてしまう。
しかし、実際の会話はそこで終わらない。
- 自分の考えを英語にする
- なぜそう思うのか、理由や自分の立場を説明する
- さらに相手に問いかけ、相手の反応を受け取る
- その反応を受けて、さらに会話をつなぐ
この一連の流れができて初めて、英語で「会話をしている」と言える状態になる。
3. 想像した場面から英語を引き出し、会話を広げる
では、どうすればこの「会話を広げる力」を身につけられるのか。
その答えが、**「場面を想像する ➔ 自分の考えを英語にする ➔ 相手に問いかける ➔ 相手の反応を受けて会話を続ける」**という実践的なトレーニングである。
例えば、第10弾①の教材で扱う「友人が恋人と別れた場面」では、次のようなやり取りを練習する。
A: If you were in Jane’s shoes, what would you think?
(もし君がジェーンの立場だったら、どう思う?)
B: I might break up with him, too. I wouldn’t want to stay in a relationship if things weren’t working. So, what would you think if you were in Tom’s shoes?
(私も彼と別れるかもしれない。うまくいっていないなら、付き合い続けたいとは思わない。じゃあ、もし君がトムの立場だったら、どう思う?)
ただ文法の形をあてはめるだけでなく、相手の意見を受け止め、自分の考えを伝え、さらにボールを投げ返す。この感覚を体得していくことが重要だ。
※意味のある塊(チャンク)で英語を前から捉える感覚については、以下の記事も参考にしてほしい。
👉 学校英語では絶対わからない|英語は「前から理解する」から聞き取れて話せる
4. 仮定法を「知識」から「使える反射」に変える実践トレーニング
読んで理解するだけでは、英会話は1ミリも変わらない。
頭で分かっていることを、必要な場面で瞬時に口から吐き出すには、実際の会話を想定した反復練習が不可欠である。
基本の形(型)を反復したら、必要な部分を入れ替え、自分の言葉として声に出す。
I’d probably feel... や I might... という表現を使い、感情や行動、判断の条件を自分の口からスムーズに出せるようにしていく。
※単語や表現を別のシチュエーションに応用する「代入法」の詳しい仕組みは、こちらで解説している。
👉 英会話は文法を覚えるな|ネイティブは「置き換え」で英文を無限に作っている
5. 仮定法で会話を広げる力を身につけたい方へ
「仮定法の知識はあるのに、実際の会話では詰まってしまう」
「一文だけでなく、相手の反応を受け止めて会話を続けられるようになりたい」
そう感じる方のために、英語脳構築講座の集大成に向けた実践教材を作成した。
👉 【実践編・第10弾①】仮定法で自分の考えを英語で伝える|想像した場面から会話を広げる3つの実践トレーニング(音声教材付き)
この教材では、以下の環境で徹底的にトレーニングできる。
- 日常生活で想像しやすい3つの仮定場面(恋人の破局、親友との大げんか、恋人の嘘)
- 会話が広がるABAB形式のやり取り
- 発話ごとに分かれた「ゆっくり&ネイティブスピード音声」+「全通し音声」
- 場面を視覚と音声で結びつける実践的な仕掛け
▼以下では、無料エリアで公開している【実践編・第10弾①】ユニット1の教材画像をご紹介します。

このように、各ユニットでは印象に残る画像とともにそれぞれの英文の音声が付いているので、読者は自分の好きな時に何度でも反復練習することができる。
まずは無料エリアで、ユニット1の会話・画像・音声を実際に確認してみてるといい。
文法を頭で理解するだけの学習はもう終わりにしよう。場面を思い描き、英語を引き出し、実際に声に出して繰り返す。
英会話は、知識ではなく反射だ。
仮定法を知っているだけで終わらせず、実際の会話で使えるようにするために、ぜひ英語脳構築講座【第10弾①】を実践してほしい。
👉 英語脳構築講座とは?|50年の英語学習から作った知識を反射に変える実践教材
運営者ヤヌスの心からのメッセージ
英語は「知識」ではなく「反射」です。
理解しただけでは話せるようにはなりません。
本当のゴールは“瞬時に口から出る状態”です。

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