英語は忘れる?|30年以上現場を離れても消えなかった「英語脳」の正体

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こんにちは。71歳となり、現役タクシードライバー歴8年となったヤヌスです。

私は若い頃、イギリス留学を経て英語を仕事で使い、時には同時通訳のような仕事までこなしていた時期がありました。しかし、その後30年以上、英語を使う現場から完全に離れています。

では現在、英語力はどうなったのか?

正直に言えば、全盛期と比べればかなり落ちています。瞬間的な語彙力や処理速度は若い頃ほどではありません。しかし不思議なことに、「身体に入っていた英語」は今でも消えていないのです。

時には夢の中で英語を話していることさえあります。

これは単なる知識ではありません。若い頃に徹底的に繰り返した“反射レベルの英語”が、脳の奥に残っているからです。

英会話というのは、頭の中で日本語を英作文しているうちは本物になりません。重要なのは、「反応」として英語が出る状態を作れるかどうかです。

今回は、なぜ英語は忘れる人と忘れない人に分かれるのか、20年以上使わなくても残る英語とは何か、「英語脳」とは結局どういう状態なのか、ネイティブ表現を身体へ入れる意味について、実体験を交えながら解説していきます。

📌 この記事でわかること
  • なぜ「単語暗記」の英語は一瞬で消え、「身体に入れた英語」は30年経っても残るのか
  • 同時通訳を経験した筆者の英語力が、30年のブランクで「落ちた部分」と「無傷だった部分」
  • 直訳では絶対に出てこないネイティブ表現「what it used to be」に宿る真の英語感覚
  • 大人の英語学習を劇的に変える「塊(チャンク)」の記憶と潜在意識への落とし込み方
  • 50代・60代・70代から始めても20年後に貯金として残る「正しい負荷」の掛け方

英語は本当に「忘れる」のか?

単語暗記だけの英語は消えやすい

よく「せっかく英会話を勉強したのに、使わなくなったら綺麗さっぱり忘れてしまった」という声を耳にします。なぜ忘れてしまうのか。それは、その英語が「机の上の知識(単語の丸暗記や文法のパズル)」の段階で止まっていたからです。脳は使わない知識を「不要なもの」としてどんどん削除します。和英辞典を引いて覚えただけの記号のような英語は、現場を離れれば驚くほどあっけなく消え去っていきます。

身体に入った英語はなかなか消えない

一方で、何年、何十年使っていなくても、いざという時に口から勝手に飛び出してくる英語があります。それは、耳と口の筋肉、そして神経回路を通じて「身体の感覚」として染み込ませた英語です。これは自転車の乗り方や泳ぎ方と同じで、一度脳の深い領域(潜在意識)に書き込まれたプログラムは、そう簡単に消えることはありません。

夢の中で英語を話していた理由

現在、私は福岡の街でタクシーのハンドルを握る毎日を送っており、日常で英語の交渉を行う機会はほぼありません。しかし、時折「夢の中」で、驚くほど流暢に外国人ビジネスマンと英語で激論を交わしている自分に出会うことがあります。目が覚めたとき、私はいつも深い感慨を覚えます。意識のバリアが外れる夢の中で言葉が自然に出るということは、かつて狂ったように英文の塊を脳へ注ぎ込んだあの記憶が、私のアイデンティティの一部として今も脳の奥底に静かに息づいている証拠なのです。

私の英語力は30年以上でどう変わったか

同時通訳までしていた頃との違い

かつて私は大手企業の海外本部責任者として、イギリス領事館からのミッションに参加したり、同時通訳に近い業務をこなしたりしていました。その頃の私は、溢れ出る生の英語の濁流をその場で別言語へと変換する、極限の集中力の中にいました。

処理速度や語彙力は確かに落ちる

30年以上のブランクを経た今、当時の超人的な処理速度や、時事問題に関する高度な語彙力がそのまま維持されているかと言えば、決してそんなことはありません。ニュースを聞いても、専門用語が一瞬で出てこないもどかしさを感じることは多々あります。脳の「引き出しの滑り」は、確かに経年によって渋くなっています。

しかし“反射”の部分は残っている

しかし、英語の「語順感覚」や、ネイティブが多用する基本パターンの「反射回路」だけは、完全に無傷のまま残っています。ネイティブの音声変化(音の連結や脱落)をキャッチする耳の奥のセンサーも生きています。知識としての英語は衰えても、身体感覚としての英語は私を見捨てていなかったのです。

英会話の本質は「知識」ではなく「反応」

頭の中で英作文しているうちは遅い

なぜ私の反射回路が消えなかったのか。それは、私が若い頃に「頭の中の英作文(日本語→英語への変換)」を完全に破壊する訓練をしていたからです。会話の現場において、主語や時制をパズルのように組み立てていては、1秒で置いていかれます。英作文をしているうちは、まだ英会話のスタートラインにすら立っていません。

ネイティブは反射的に話している

ネイティブスピーカーは、文法規則を思い浮かべながら話してはいません。彼らにあるのは「感情・状況」と「音の塊」がダイレクトに結びついた反射回路です。彼らと同じ速度で会話のキャッチボールをするためには、私たち学習者も「知識」を捨てて「反応」を手に入れなければならないのです。

英文パターンが身体に入ると会話が変わる

前回の記事で、私が20代のイギリス留学前にリンガフォンのカセットテープを擦り切れるまで聞き狂い、約200ページの英文パターンをほぼ丸暗記したお話をしました。あの一見泥臭い、身体に「型」を徹底的に入れ込む作業こそが、30年以上経っても錆びない強固な反射回路の土台を作っていたのです。この2つの経験は完全に地続きになっています。

what it used to be に慣れると英語感覚が変わる

ここで、「直訳の発想からは絶対に生まれない、ネイティブの感覚そのもの」を象徴する定番の重要表現をご紹介します。それが what it used to be(かつてのそれ、昔の姿)という塊です。この表現をそのまま身体に入れておくと、日常の様々なシチュエーションで感情を反射的に表現できるようになります。

  • My stamina isn’t what it used to be.
    「体力が昔ほどではない(71歳になった今の私のリアルな実感です)。」
  • He is not what he used to be.
    「彼は昔の彼ではない(かつての勢いや優しさが変わってしまった状態)。」
  • Things aren’t what they used to be.
    「最近は昔みたいにはいかない(世の中の仕組みや状況が変わったときのぼやき)。」
  • Paris isn’t like it used to be.
    「パリも昔とは変わってしまった(かつての美しかった思い出との比較)。」

この表現は“直訳”では絶対に出てこない

日本の学校英語や和英辞典をベースにして「体力が衰えた」「昔とは違う」を英語にしようとすると、”My stamina is decreasing” や “The situation changed” といった、どこか不自然で硬い直訳英語を作ってしまいがちです。しかし、ネイティブはこの what it used to be というお決まりのチャンクを使い、感覚的に一瞬で状況を表現します。この塊が頭ではなく口に染み込んでいるかどうかが、英語脳の有無の分かれ目です。

なぜこういう英語が身につくのか?

和英辞典ベースでは限界がある

和英辞典で単語を1対1で置き換える作業をいくら続けても、ネイティブの思考回路には追いつけません。英語を話する時は、日本語の単語を消し去り、その状況のイメージに直接英語の音を乗せる必要があります。

ネイティブ表現を“塊”で入れる

そのためには、先ほどの例文のように、ネイティブが実際に使っている生きた表現を「音ごと塊(チャンク)」で自分の細胞に記憶させるしかありません。バラバラの単語を組み立てるのではなく、完成されたブロックを状況に合わせて反射的に口から射出するイメージです。

繰り返しによって英語が潜在意識へ入る

最初は意識的に発音していた塊も、何百回、何千回と反復を繰り返すうちに、意識の力を借りずに動く「潜在意識の領域」へと引っ越しを始めます。ひとたび潜在意識へ格納された英語は、30年のブランクがあろうとも、あなたの脳から消えることはありません。

英語脳とは「翻訳しない状態」のこと

英語 → 日本語 → 英作文では会話にならない

改めて強調します。英語脳とは、特別な天才の脳のことではありません。「翻訳という余計なステップを完全に排除した状態」のことです。
【× 従来:英語 ⇔ 日本語 ⇔ 英作文 ⇔ 発話】
【○ 英語脳:状況・感情 ⇔ 英語の音声】
この直通ルートを開通させることが、独学のゴールです。

英語をそのままイメージ化する

耳から「What it used to be」と聞こえたら、頭の中に日本語の訳文を浮かべるのではなく、「かつての姿から変わってしまった切なさや事実」のイメージを直接受け取る。この感覚に慣れてくると、リスニングの疲労感は劇的に減少します。

反応回路ができると英語が自然に出る

この反応回路がひとたび脳内に出来上がると、英会話は勉強ではなく「スポーツ」になります。相手の球に対して、身体が勝せて動いて打ち返す。その快感を一度でも味わうことができれば、あなたの語学遍歴は劇的なブレイクスルーを迎えるでしょう。

50代・60代・70代からでも英語脳は作れる

年齢より「反復量」の方が重要

「もうこの年齢だから、今からやっても忘れるだけ」と諦めるのはあまりにも勿体ないことです。脳科学的にも、大人の脳が記憶を定着させるために必要なのは、若さではなく「正しい反復の回数と質」であることが証明されています。年齢を言い訳にする必要は一切ありません。

大人には大人の英語習得法がある

子供のように環境にいるだけで自然に覚えることはできなくても、大人には「構造を理解し、音声変化のメカニズムを納得した上で、狙いを絞って反復する」という理詰めの強力なアプローチがあります。効率的な方法を選べば、シニアからでも十分に消えない回路を作ることができます。

重要なのは“正しい負荷”を掛けること

ただダラダラと聞き流すのではなく、1秒という制限時間の中で瞬発的に英文を組み立てて発声するような「正しい負荷」を脳に掛けること。これこそが、年齢に関係なく脳の神経回路を書き換える唯一の鍵です。

だから私は今でも「反射練習」を重視している

英語は知識ではなく身体感覚

私が71歳になった今でも、英語の「反射」を意識し続けているのは、それが知識ではなく、車の運転と同じ「身体感覚」だからです。タクシーの運転で、危険を察知した瞬間に足が勝手にブレーキを踏むように、言葉もまた、反射で出なければ実戦では意味を成しません。

口から自然に出るまで繰り返す

覚えたフレーズを、ただ「知っている」で終わらせず、口から自然にこぼれ落ちるまで繰り返す。その泥臭いプロセスの先にしか、本物の英語脳は存在しません。

それが“消えない英語”になる

そうして血肉化した英語こそが、あなたがこれから先、20年経っても30年経っても決して色褪せることのない「一生モノの資産(消えない英語)」になるのです。

私はもう71歳ですが、英語に関しては今でも「衰えた」というより、「身体の奥に残っている」という感覚の方が強いのです。

🚀 ヤヌスが今も認める「消えない英語脳」を脳に刻む唯一の独学法

大人が今から20年、30年先まで消えない強固な「英語の反射回路」を作るために、最も脳に正しい負荷を掛けられるプログラム。私が若い頃にカセットテープが擦り切れるまでの反復で手に入れた、あの「1秒以内の瞬間反応」を、最もシステマチックに訓練できるデジタル教材です。

💡 本日のまとめ

  • 知識は消え、感覚は残る: 単語の暗記はすぐ忘れるが、身体に入れた反射回路は30年経っても消えない。
  • ブランクの真実: 語彙力や速度は落ちても、英語の「語順感覚」と「耳」は潜在意識に残り続ける。
  • 直訳を捨てる: 「what it used to be」のように、ネイティブの塊(チャンク)をそのまま取り込む。
  • 英会話はスポーツ: 頭の中の遅い英作文をやめ、状況に対する「瞬間的な反応速度」を重視する。
  • 何歳からでも遅くない: 50代、60代、70代からでも、正しい負荷の反復で一生モノの英語脳は構築できる。

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